にしんそば
そば - 2005年06月23日 (木)
「にしんそば」。かけそばの上ににしんを甘辛く炊いたものをトッピングしている。子どものころあれだけは注文する気になれませんでした。そばの上に魚がのっているのがどうも気持ち悪く,生臭そうに思えたのでしょう。
「にしんそば」は明治初期の京都が発祥で,北前船で運ばれてきた身欠きにしんを甘辛く煮,そばにのせて出したところ,それが大ヒットしたのだそうです。しょう油,みりん,砂糖を合わせじっくり煮たにしんは,骨まで食べられるやわらかさで,そばのつゆにとけ出して食欲を増進させます。今では大好きになりました。(ちょっと高いですが・・・)
四方に海がなく,流通手段が乏しかったことで新鮮な魚が手に入りにくかった京都ならではの智恵の一品ですね。