あごだしについて
そば・うどん - 2005年07月07日 (木)
「あごだし」とは飛魚(あご)を干して焼いたものを煮ただしで,九州のほうではうどんのつゆの他,おでん,煮付け,雑煮,最近ではラーメンのスープなど,一般的に使われているだしです。
関西ではいりこ(いわしなどの稚魚を干したもの)をだしとしてよく用いますが,いりこよりも味がしっかりしていて,私は好きですね。
ところで,どうして飛魚のことを「あご」というのでしょう。出雲地方でも飛魚のことを「あご」とよぶそうですが,5~6月の産卵期を迎えた飛魚が、あごが落ちるほど美味しいことからきたとか・・・。
飛魚は「ダツ目トビウオ科に属する魚」で、翼のように見える大きな胸ビレを広げて、グライダーのように水面すれすれを滑空します。飛距離は200-400メートルも飛ぶということですから驚きです。