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唐茄子屋

夜中に目が覚めてテレビをつけると、落語をやっていた。

題目は「唐茄子屋」。

 

「お天道様と釜の飯は付いてくる」と毎日遊び呆けていた若旦那が、それがたたって勘当されてしまう。最初の内は良かったが、その内誰にも相手にされなくなってしまった。雨も上がって吾妻橋までさしかかり欄干から飛び込もうとするところを、たまたま叔父さんに助けられた。

 こうして叔父さんの家で世話になることになった若旦那、そのかわり「唐茄子」を売り歩けという。箸より重いものを持ったことがない若旦那が重たい天秤棒を担いで町を行商するのだが・・・。

 

遊び人でどこか憎めない若旦那が、江戸の町の人情に触れながらかぼちゃを売り歩き、最後にホロリとさせる。

ドスンとしたオチはないけれど、あとに清々しさがのこるいい噺だ。

ちなみに唐茄子とはカボチャのこと。

  

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