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お水取りも終り・・・

Kijouyu3 奈良東大寺二月堂の「お水取り」が昨夜行われました。関西人はこれが終わると春が来るといいます。

ところで,12日に行われる有名なシーン。巨大な松明(たいまつ)を掲げ,その火の粉を観衆が浴びているというもの。(火の粉を浴びるとその一年は無病息災のご利益があるそうです)あれを見てどうして「お水」取りなんだろうと思いませんか?

実はお水取りという行事は,3月1日から14日まで行われる行事で,3日の真夜中に咒師(しゅし)と呼ばれる密教的修法を行う,まぁリーダー的存在の僧とごく限られた僧達が,若狭井と呼ばれるその場所もほとんどの人が知らない謎の井戸に,本尊に供える1年分の香水を汲みに行くとことからそう呼ばれるようになったというものなのだそうです。とにかく極秘らしいので,我々民衆が見ることもできず,派手な松明(松明は1日から14日まで毎日焚かれるのですが,12日の松明が特に大きく篭松明というそうです)のほうを見て,お水取りを知ることとなり,いつからがそちらのほうを「お水取り」と一般に呼ぶようになったとか。とかく民衆は派手なこと,景気のいいことを好みますからね。

 高尚なこともあやかりながら,普段着のように気軽に生きたい。でないと,気楽にうどんもすすれませんよ。(^^;

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