年越しそばにて、厄をたつ
そば - 2007年12月31日 (月)
今年も今日、大晦日で終わりです。
年をとると一年が早く感じるといわれますが、なるほどということがわかる年になってきました。
一年の終わりをそばで締めくくる、「年越しそば」
うどん文化の大阪でも年越しにはそばを食べます。この由来は江戸時代辺りからの風習だそうで、その理由は諸説あるようです。
「そばのように細く長く生きられますように・・・」というのが一番よくいわれる理由ですが、
それならそうめんでも博多ラーメンでもいいことになるのでは・・・(^^;
そばは小麦ベースの麺とは違い、「切れやすい」という弱点があります。
特に温かいそばにすると、それは顕著になります。このことから「この一年の災いをたつ」といういわれもあるようです。
弱点を利点に変えるこの説が私は好きですね。ということで今年の年越しそばは温かいかも南蛮で。
かけつゆは関西風に、削り節、昆布でだしをとり、みりん、薄口醤油で味を整えました。
そこに軽く焦げ目がつくほどあぶった長ねぎと合鴨もものスライスしたものを浸します。
ポイントは鴨肉は茹ですぎないことです。固くなっては台無しです。表面の色が変わってきたら火を止めて、あとは余熱で火を通します。
そばは粗挽き粉ベースでニハの手打ち。太さはちょっと太目の約1.5mmにしました。
ここからは時間とタイミングの勝負。そばの茹で時間やく40秒。その間につゆに鴨肉、ねぎを入れます。
湯切りしたそばは水にさらさず、丼へ。あとはつゆをかけ、鴨肉、ねぎをのせれば完成です。
お好みで粉山椒、七味唐辛子をかけるとおいしいですよ。
はずれた年末ジャンボを眺めながら、「来年はいい年になりますように」と願いつつ・・・(^^;