そば粉のチカラ
そば - 2008年09月07日 (日)
それはそばの全粒粉。
天下茶屋の「信濃屋そば製粉」からいつも直送してもらっているそば粉です。
このそば粉の魅力は、いいところも悪いところもそのそばの個性というところです。
石臼でゆっくりと挽いていることで、製粉時に熱が発生しにくく、そばの香りを損ないにくい。また粗めに挽いているので、噛んだときにそばの実の甘み、ナッツのような感触が味わえる。
反面、粗挽きゆえに粒度がバラバラで、加水量の見極めが難しく、油断するとひび割れ、ずる玉になり、打ち手には厄介な粉です。
それだからこそ、うまく打てたときは気分がいいですね。今朝のは上出来でした。
茹でると麺帯は透き通り、そこに粗いそばの実が 星を散りばめたように点在しています。
塩をぱらりとかけて食べると、甘みや香りが引き立ち実に美味です。
「いいところも、悪いところも個性。それを受け入れたところに、本当のよさが見えてくる。」
人との付き合いにも通じる言葉です。